「塾講師バイトに興味はあるけれど、

と諦めていませんか?
周りの優秀な学生を見て、

と不安に感じている方もいるかもしれません。
でも、ご安心ください。
実は、塾講師に必要なのは、単なる学力ではないんです。
この記事では、『頭が悪い』という思い込みを払拭し、具体的な視点から解説していきます。
また実際に僕の周りにどのくらいの大学の学生が塾講師をしてたかの参考もお話しします。
(注意点:ぼくは個別指導塾での経験者なので、個別指導を念頭においた記事となっています。)
本記事を書いた人
イヌ
- 個別指導の塾講師アルバイト歴5年ほど(大学・大学院)
- 小中高それぞれ経験あり
塾講師バイトは「頭が悪い」とできない?必要な学力の目安
一番最初にみなさんが知りたいであろう必要な学力のレベルについてお話しします。
以下の3点についてお話しします。
目次
- 学力はひとまず気にしなくてOK
- 大事なのは働く塾や教える相手
- 【体験談】実際の周りの塾講師の具体例
1、 学力はひとまず気にしなくてOK
ぼくが5年間塾講師をしてきた経験から話すと
学力はひとまずは気にしなくてOKです。
なぜかというと、塾の生徒の学力は本当に様々だからです。
偏差値60を超えるような賢い子もいれば、学校のテストで50点も取れないような子もいます。
むしろ後者の方が多いです。
そのような場合は、勉強できる人の方が勉強が苦手な子の気持ちが分からずうまく教えられないという現象が生じます。
なのでどのくらいの学力があるかは、適材適所であって絶対にこのレベルが必要というものはありません。
2、大事なのは働く塾や教える相手
上記のことからわかるように
塾講師が務まるかどうかで最も大事なのは、どういう子が多い塾か、どのような子を教えるかです。
例えば地元だったりの地方の塾であれば、勉強が苦手な子が多いです。
そういうところであれば正直最低限の勉強経験があれば、学力はそこまで重要ではありません。
なんせ小学生や中学生が多いですし、平均点以下という子も多いです。
逆に都市部だったりのレベルの高い塾だと、レベルの高い高校や大学を狙う子が多くなるので内容も難しくなります。
なので学力に不安がある方は、塾がどのような層を相手にしてるのかを事前に確認するといいでしょう。
3、【体験談】実際の塾講師の偏差値
実際にぼくは大学の近くではなく、自宅近くの地方の塾で働いてるので具体例を紹介します。
やっぱり賢い方は旧帝大レベルの方はいますし、ぼくもそうではあります。
ボリューム的には偏差値が50台が一番多く、下は50にいかないくらいの大学の方も同じ塾にいます。
なのである程度幅の広さがあります。

こういう不安もあるかもしれません。
安心してください。
この生徒人気や塾内の関係に学力は一切関係ありません。
性格が悪い人でない限りは、何か上記問題を抱えてるというような先生は今まで見たことがないです。
なので学力で不安になる必要はありません。
塾講師バイトの採用試験は大丈夫?
学力に関連してこれも塾講師を始めようとしてる人の不安の種の一つでしょう。
これも正直塾によって変わるので一概には言えないですが、
個別塾の場合はそこまで難しいものはないですし、間違ってたり答えれなくても大きな影響はありません。
なぜそう言えるかというと、実際に僕がそうだったからです。
僕も大手の個別指導で面接の時に試験がありました。
しかし内容は高校受験とかですらなく、一般常識や時事的な問題でした。
本当にそんなのニュースで見たなーとかの問題もありました。
そしてむしろ勉強系ならどんとこいという感じだったのですが、そういう時事には疎かったです。
そのため正直正解できたのは半分くらいだったと思います。
もちろん友達の話を聞くとちゃんと計算問題だったりが出たところもあります。
ただ最低限の大学に行っていればその時点で問題ないです。
また何度も言いますが、特に個別塾は勉強が苦手な子が多く来るので必要なのは必ずしも学力ではありません。
もちろんあるに越したことはないですが、とりあえず過度に心配する必要はないでしょう。
こんな時はどうすればいい?学力で困った場面
とはいえ、この記事を読んでいる方の不安はまだまだ消えてないと思います。
そこで実際に学力関係で困った場面や起こりうる場面を紹介していきます。
実際の体験談や対処法も紹介していくので不安を取り払う材料にしてください。
1、生徒に聞かれたことがわからない
おそらく一番多くの人が不安に思うこと&実際に体験したことがあることです。
これは学力関係なく誰もが体験しますし、実際にぼくも何度もあります。
どれだけ良い大学に行っていても、中学の歴史とか理科の内容なんて覚えてないことも多いです。
もちろん一番良いのは授業前の準備時間に範囲をざーっと見返すことですが。
それをやってる時間はあまりないですし、やってる人も少ないです。
そこで対処法はこちらの3つです。
対処法
- 使用テキストの答えを授業中に見ておく
- タブレットで調べる
- 他の先生や社員さんに聞くor説明をお願いする
上から順番に行うことの多い対処法です。
生徒が使うテキストは塾用のものが塾に置いてあるものなので、それで先に該当箇所の答えを見ておきます。
また多くの塾では先生は授業記録などのために、タブレットを使うことが多いです。
なのでそこで調べて正確な情報を生徒に伝えてあげることが大事です。
もしくはぼくも他の先生に聞かれたり、逆に社員さんにわからないところの説明をお願いしたこともあります。
こんな感じで性格な情報を伝えてあげるようにするといいです。
2、苦手な科目の授業を割り当てられた
次に個別指導でよくあるのが、
自分が事前にこの科目は苦手だから教えられない、と言っていた科目が割り当てられることです。
大体個別指導だと1対2とか3くらいが多いです。
そうするといろんな科目を割り当てられます。
その中で社員さんが忘れてたり人手が足りなかったりして苦手な科目が割り当てられたりします。
こういう時も先ほど紹介した方法で対処することもできます。
また一番確実なのは社員さんにちゃんと伝えることです。
性格の悪い人とかでない限り、ちゃんと伝えることでうまく調整してくれます。
ただどうしても人手不足などで無理な場合もあります。
その時は社員さんが頻繁に様子を見に来てくれたりしますし、わからない場合は社員さんが聞きにおいでと言ってくれたりします。
なのでここも安心してください。
それでも不安な方へ。本当に必要なこと&対処法
それでもまだ学力について不安という方へ、先輩である僕から学力よりも必要なことを紹介します。
またちゃんと対処法も紹介します。
学力よりも必要なこととは?
では学力以外に何が必要なのかというと
根気強く生徒と向き合う気持ちです。
ここで本当はコミュニケーション能力とかいうべきなのかもしれませんが、それは少し違うと思います。
というのも先生の性格は様々なのと同じで生徒の性格も多種多様だからです。
明るい子もいれば内気な子もいます。
内気な子にとってはぐいぐい話しかけてくる先生より、必要な時に寄り添ってくれる先生の方が嬉しかったりします。
なので先生にはこういう性格の人が向いてるとかはありません。
それぞれに合った生徒のタイプがあるというだけです。
ただ塾に来てる以上、勉強が苦手だったりわからないところがあるというのは全生徒に共通します。
それも1回の説明でわかってくれればいいですが、そんなことはありません。
なので何度も言い方を変えながらわかるまで説明したり、問題を選んだり忍耐強く向き合う気持ちが必要です。
実際に僕も行なってた対処方法
最後にそれでも学力に関して不安な方へ、実践的な対処方法を紹介します。
それは授業が始まる最低30分前には塾に行って準備をすることです。
(安心してください。塾は30分前くらいなら準備時間として給料を出してくれるところも多いです。)
その上で30分あればある程度準備しつつ、授業で扱う範囲の復習もできます。
授業で使う教材は塾にあると思うので、それで問題と回答を見比べて該当範囲を思い出しておきましょう。
そうすればそこまで大きなミスにつながることはありません。
ちなみに慣れた先生は10分前とかに来たりする人もいるので、そこは性格によります。
不安ならその分準備すればいいのです。
ただ流石に中学の範囲を全てもう一度復習し直すとかそこまで頑張る必要はありません。
【まとめ】それでも塾講師バイトをして良かった理由
ということで今回は塾講師バイトの学力についてまとめました。
ただ最後にここまで不安なのになぜ塾講師バイトを進めるのか、僕の体験を少しだけお話しします。
僕は最初はコミュニケーションが苦手だし子供も好きじゃないしで不安でした。
ただ勉強が得意だし、純粋な接客はもっと無理だしで塾講師を選びました。
実際最初の数ヶ月は苦痛で、もしかしたらやめるかもしれませんと社員さんに言ったほどです。
でも1年経過する頃から現在にかけては、本当に塾講師バイトでよかったと心の底から思っています。
その理由は単純に1つで
生徒から子供達から本当にいろんな性格の人と接し、その上で元気をもらえるからです。
正直別に今でも子供を可愛いとか思ったこともありません。
でもやっぱり子供とはエネルギーに満ちてるもので、大学院の勉強で疲れていても元気をもらえるのです。
なので迷ってる方はぜひ1ヶ月だけでもいいからという気持ちで試してみて欲しいです。
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最後まで閲覧いただきありがとうございました。