

今回はこういった疑問を解消します。
実際に塾講師バイト歴5年の経を踏まえて話していきます。
これらか塾講師バイトを始めようか迷ってる方も、初心者で悩んでる方も参考にしていってください。
(注意点:ぼくは個別指導塾での経験者なので、個別指導を念頭においた記事となっています。)
本記事を書いた人

イヌ
- 個別指導の塾講師アルバイト歴5年ほど(現在大学院生)
- 小中高それぞれ経験あり
教え方が下手な塾講師バイトの特徴と改善法7つ!(表付き)

教えるのが下手な塾講師バイトの特徴はこちらです。
| 下手な教え方 | 良い教え方 |
|---|---|
| 1、全部説明する | 1、生徒が分かってない部分を把握する |
| 2、すぐ答えを言う | 2、ヒントを出す |
| 3、普段通りの言葉を使う | 3、いつも以上に簡単な言葉を使う |
| 4、口頭での説明に終始する | 4、紙を使って実際に書いて説明する |
| 5、一方的に話す | 5、質問する |
| 6、100%理解することに固執する | 6、妥協すべき点を意識している |
| 7、どこが大事なのか不明確 | 7、抑えるポイントを明確に&3個程度に絞る |
それぞれ簡単に説明していきます。
(これらは全て僕の失敗談でもあり、リアルなのでぜひ参考にしてください。)
メモ
1、全部を説明しようとする

生徒が分かってないのは問題の中でも一部分に過ぎないことも多いです。
しかし僕は最初の頃は気合が空回りしてとにかく全部わかりやすく説明してあげようとしすぎてました。

しかしそれでは生徒はそこはわかってるのになとなり、集中力が落ちます。
そこで生徒がわからない所を把握するためにも対話が必須です。特に質問です。
なので教えるとは一方的なものではなくて、対話なのだと思っておくといいです。
ここを落とすと本当に独りよがりな説明になってしまうので気をつけてください。
体験談
具体的には僕は、1つの問題をいくつかの要所に区切ってそれぞれなんでここがこうなったかわかった?と聞くようにします。よく話してくれる子であれば、なんでこうなったか説明してみてとも言います。そうやってわかってない所を把握します。
2、すぐに答えや解き方を言ってしまう

生徒がわからない時にすぐに答えや解き方を言うのは良くないなー
と最近思います。
そっちの方が時間短縮できて効率いいかに思いますが、やっぱり頭に残りにくいからです。
自分で考えた方が何倍も頭に残りますよね。
なのでどれだけ上手いヒントを出せるかを意識するようにしてます。
特に頭に残して欲しいことをヒントの対象にすることが多いです。
以下の具体例でイメージしてみてください。
メモ
例えば並び替えでcanの後ろに何を置くか迷ってる子がいる→canの後ろって何かルールなかったけ?とか。ここでcanの後ろは動詞だけどどれだと思う?までヒントを出してしまわないようにしてます。助動詞の後ろのルールが何かを考えることが大切なので。
3、普段通りの言葉を使う

特別難しい言葉を使ってる認識がなく、いつも通り話していても生徒にとっては難しいことがよくあります。
なので自分が思ってる以上に簡単な言葉で話すようにするのが大切だと感じてます。
もちろん助動詞などの勉強用語についても同様です。
この辺もわかってない子は多いので、使う場合には簡単な説明を付け加えて使ってます。
メモ
英語の動詞ですら何が動詞かわかってないことも多かったです。なので動詞って何かわかる?と質問してから動詞という言葉を使うようになりました。わからない場合は動作を表してる単語などと言います。
4、口での説明を繰り返す

説明する方はわかってるので、つい口頭での説明に終始してしまいがちです。
しかし口頭ではなかなか伝わりづらいのが現実です。
もちろん理解しにくいというのもありますが、最初に話したことを覚えてられないからというのもあります。
紙に書いたりすれば説明が終わっても、最初の方に説明した部分も紙に残ってます。
なので忘れてもそれをみて思い出すことができます。
この最初の説明を覚えてないから結局最後には理解ができないというのは結構あるので気をつけてください。
メモ
ちょっとした説明だとついいまだに口頭で説明を始めてしまいます。ですがそれでも生徒には難しいことも多いので、慌てて紙に書き出したりします。
5、一方的に話す

これは1と被りはしますが
一方的に話しながら進めるのではなく、これはあってると思う?などと質問しながら進めるのも大切です。
質問の具体例はこちらです。
質問例
- どっちがあってると思う?
- これはなんでこうなると思う?
- これ先週やったんだけど何か覚えてることはない?
みたいな感じで圧力を感じさせない程度に優しく質問をするよう心がけます。
最近流行りのいわゆるアクティブラーニングみたいな感じですよね。
やっぱりこっちの方が記憶に残りやすいです。
体験談
ちなみに内気な生徒にこういう質問をすると嫌がられます。なのであまり話さない生徒は「はい」「いいえ」で答えられる質問します。これは正解でしょうか?みたいな感じです。
6、100%理解することに固執する

そもそも大学生の僕でも大学の勉強を1回で理解するのは難しいです。
生徒も当然1回の説明で全て理解できることはありません。
最初は50%くらいの理解度でも問題を重ねていくことで理解が深まっていくものです。
なので1回の説明で全て理解することを目指すと生徒にとってもしんどくなります。
ある程度大事なところは理解できたなと思ったら、似た問題を何回も解いてもらってその度に説明をしていく方がいいです。
説明という抽象的なことを繰り返すよりも、問題という具体的な事象を通した方が断然効果的です。
失敗談
因数分解とかなぜ符合を入れ替えたらそれが答えになるか、理論を知っておくことは大事です。ただ平均点も取れれいない生徒相手に理屈を説明したこともありましたが、ポカンとしてたことがあります。その時にやってしまったなと思いました。
7、どこが大事な点か不明確

これも結構大事なポイントだと思います。
散々説明した後で、じゃあ結局覚えないといけないことは何?となるともう頭に残らなくなります。
なので説明しならが、「要するにここではこの2つを伝えたいだけ」みたいな感じでまとめてあげる必要があります。
このまとめもできるだけ簡潔に、1個か2個くらいにまとめられたら強いです。
僕も普段はそうなるように意識してます。
具体例
英語のこの範囲では、ひとまずcanの後ろは動詞&元の形にすることの2点だけ覚えて。このページはそれをいろんな問題をすることで訓練させようとしてるだけだよ。と伝えます。
メモ
塾講師バイトの教え方としてひとまず抑えるべき3つのコツ

とはいえ上記のことを全て意識しながら教えていくのは大変です。
なので
上記のポイントを抽象化して、この3つを意識すればいいんでしょ、というものを5年の経験からまとめました。
まずはこのことだけを意識してみてください。
コツ
- 1、質問して生徒に話をさせる(生徒を知る)
- 2、視覚化(わかりやすい説明)
- 3、同じ問題を何回も解かせる(実際に力をつけさせる)
それぞれ話していきます。
1、質問して生徒に話をさせる(生徒を知る)

生徒が解けない問題とか理解できてない分野があった時に
とにかく質問をして何が分かってないのかをこちら側が知り、そこを丁寧に教えてあげる必要があります。
質問の具体例として
具体例
- 一次関数の式はなんだったか覚えてる?
- 傾きってどこのことだった?
- 教科書の途中式のこの部分がなんでこうなるかわかった?
こんな感じで特定の公式とかに関わるものから、問題や分野に関するものまでいろいろです。
何が原因でわかってないのかは質問である程度わかることが多いです。
だからこそ質問が大事です。
ただ尋問みたいにならないように、厳しく問い詰める感じは出さないようにしてあげてください。
体験談
この問い詰めすぎず放置しすぎずという感覚は慣れて覚えていくしかないです。
質問をした上で、観察も怠らないようにしましょう
ここでよく間違えるなとか、ここでよく手が止まるなとかから生徒が本当に困ってることがわかります。
2、視覚化(わかりやすい説明)

説明をしても理解できない子は、とにかく大きな紙に書きながら説明することが有効な場合も多いです。
1枚の紙に左上から順番に、この問題を解くためのステップを書いていってあげます。
そうやって視覚化してあげないと、理解できないもしくは最後の説明の段階でステップ1を忘れてしまう子が多いです。
だからこそ理解のため&見返すことができるように紙に残しておくことが大切なのです。
その際にはできるだけ計算等も頭の中でせずに紙に残しておいてあげてください。
体験談
この説明を書く時にはできるだけ何枚も紙を使うより1枚の紙に収めるのがいいと思います。授業の終わりに見返しやすいですし、思い出す時にもわかりやすいからです。
3、同じような問題を何回も解かせる(実際に力をつけさせる)

基本的には上の二つのコツを意識するようにしてますが、それでも稀になかなか説明を理解してくれない子がいます。
その時は説明ももちろん大事ですが、それ以上に問題を何回も解かせて慣れさせるようにしました。
教え方とは少し違うかもしれませんが、どうしても理解力があまり高くない子はいます。
その場合は問題の解き方になれさせてからの方が、逆に説明が理解できるようになったりします。
なので紙に問題を解くステップを書いてあげてそれに従って何回も問題を解いてもらいます。
その後に改めてなぜそうなるか等の説明をもう一度してあげるイメージです。
こんな感じで今までのパターンにない子はその子に合わせた教え方を考えてあげるといいです。
メモ
塾講師バイトの科目別の教え方のコツ!

次に科目別で教え方のコツを話していきます。
ここでは3科目に絞って話していくので参考にしてください。
1、数学の教え方のコツ

数学の教え方のコツで僕が普段意識してることや、生徒によく言われることは以下の3つです。
コツ
- 1、とにかく紙に書きまくる
- 2、生徒がどこで間違えたかを分析してあげる
- 3、解き方をステップに分けてあげる
数学は紙に書くことが一番必要な科目なので、どんなに単純な問題でもできるだけ書くようにしてます。
これは僕が勝手に思ってるだけでなく、生徒にもよく言われます。
学校のテストで40点くらいを取る生徒ですが、確率とかでも口で説明を始めると

と途中で止められます。
では何を書くかというと先に3番になりますが、解き方のステップを書きます。
例えば一次関数のy=ax+bの式を求める問題だとします。
簡単な流れ
- aかbのどちらかをまず求める(既に問題書いてることもある)
- 与えられてる座標をxとyに代入
- 計算してaとbを出す
- y=ax+bのaとbをさっき出した数字に変える
こんな感じのを縦に並べて紙に書いてあげて、その横にそのステップごとのやり方を具体的な問題に当てはめて丁寧に書きます。
ワークとかは言葉が多くわかりにくいので、できるだけ余計なことは書きません。
数学が苦手な子は問題があっても、何から手をつければいいかわからない、手をつけるべき順番がわからないことが多いです。
なのでやることを順序立ててはっきりさせてあげます。
あとはある程度自分で解く子は、途中式や計算などを見てどこで間違えたかを分析してあげます。
ほとんどの子は答え合わせだけして、どこで間違えたかを自分で見つけないor見つけられないので。
2、英語の教え方のコツ

次に英語で意識してるコツはこちらの3つです。
コツ
- 1、主語・動詞(・目的語)の語順を常に意識させる
- 2、できるだけ品詞など専門用語を使わない
- 3、基本単語と不規則動詞の変化は徹底して覚えさせる
まず英語が苦手な生徒はそもそも英語の文の順番もわかりません。
どんなに難しい並べ替え問題とかが出ても、主語・動詞という順番だけは守ってくれと常に言ってます。
そうすれば多少分からなくても合わせることができますし、将来の英語力につながります。
また同じ感じで、苦手な生徒はもっと噛み砕きます。
主語である「〜は」ってなってる部分は?とか、動作を表してる動詞はどれ?みたいな感じで言います。
主語が何か、動詞が何かをこういう風に伝えていってます。
そして基本単語と不規則動詞の変化は徹底して覚えるようにしてもらいます。
例えば宿題でも単語帳の単語を書くのは絶対に出すとか、不規則動詞の変化を授業最初の小テストにするとかです。
正直中学生であれば、半分単語ゲーみたいなところがあるので。
3、国語の教え方のコツ

国語の教え方のコツとして意識してることはこちらです。
コツ
- 1、問題文の意図をちゃんと読み取るよう伝える
- 2、間違えた問題の生徒の考え方を聞く
- 3、自分がその答えに辿り着いた過程を説明する
だいたい国語はこんな感じの流れで各問題教えてます。
まずは問題文が聞こうとしてることをちゃんと読むのを徹底的に言います。
理由なのか、要旨なのか、指示語なのかです。
また間違えた問題はどうしてそこに辿り着いたのかを聞きます。
とはいえ内気な生徒の場合は話してくれないことも多いです。
なのでそういう時は例えば2択くらいまでは絞れた?みたいな感じで答えやすいように誘導します。
その上で事前に自分が読んで考えた答えに辿り着く過程を話します。
脳内の考えを全部言葉にする感じです。
この部分は解答に書いてる解説も参考にします。
自分の考えにこだわるのではなく、わかりやすい考え方を伝えるようにします。
国語は難しいので、あとは基本を守ることも伝えておきます。
例えば指示語ならとにかく前を見るようにするとか、言い過ぎてる選択肢は間違いのことが多いとかです。
国語はそんな感じです。
メモ
塾講師の授業についてよくある疑問点

その他の授業に関する疑問点を解消します。
疑問点
- 塾講師のコミュニケーションのコツは?
- 問題が解けない時はどうしたらいい?
- 解答見ながら教えてもいい?
それぞれ簡単に説明します。
1、塾講師のコミュニケーションのコツは?

上述のようにいかに生徒の話を聞いてあげるかが大切です。
生徒が話しやすくなるためにも、普段のコミュニケーションから話を聞いてあげることがコツになります。
聞くということのメリットはこんな感じです。
メリット
- 勉強のことも話してくれやすくなる
- 無理に話題を作る必要がないので楽
- とりあえず聞く姿勢があれば関係もうまくいく
最後のにまとまってますが、とにかく小学生とか中学生は自分の話をしたいです。
自分からあまり話さない子でも、それとなく興味のありそうなことを聞いてあげれば自然と話してくれることが多いです。
例えば筆箱のキャラクターとか、持ってるものから話を広げてあげれば楽です。
あとは話の流れで深ぼっていけば話題に困ることも減るし、話してくれやすくなるし一石二鳥です。
2、問題が解けないときはどうすればいい?


僕が今までとってきた手法はいくつかあります。
対応
- 解答見てみよかと促して、自分も解説を確認して思い出す
- 塾の他の教材を見て解き方を確認する
- 持ってるタブレットで調べる
この辺りが対応になります。
いちばん焦るのは生徒が解き終わって説明してと言われた時に初めて解けないことに気づくパターンです。
そうなった時に1番目の方法を使ってください。
ただそうならないためにも問題を解かせてる間に一応解けるかの確認をしておきましょう。
もしその時に分からなければ下2つのやり方で対応するといいです。
3、解答見ながら教えてもいい?

これも普段は結構この場面はあります。
確かに答えを見ずに解説した方が生徒からしたら信頼が生まれるとも言えます。
ただ答えを見ながら説明することのメリットもあります。
メリット
- 生徒が自分で解くときの解説の見方が身につく
- 何も見ずに説明されるよりわかりやすい
- 万が一の間違った答えを教えることを防ぐ
こういったメリットがあるので一概に悪いわけではありません。
なので僕は気にしすぎる必要はない派です。
【まとめ】教え方が下手だからと臆する必要なし

そもそも生徒によって適切な教え方は違ってくるので、一概に正解を決めれるわけではありません。
だからこそ教えるというのは難しく、永遠の課題です。
そんな悩みに数年塾講師バイトを経験したくらいで、解決策を示すことができるわけがありません。
なので教え方が下手だからとおくするよりも、
どうやったら今目の前の生徒が分かってくれるかと考えてあげれば十分です。
これから始めるか迷ってる人も、始めたてで悩んでる人もみんな通る道なので安心して悩んでください。
ただ悩んでストレスにならない程度に程々が一番です。
社員さん等に相談してもいいですし。
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